活動計画・報告 2014年

10/16/2015
ハワイシニアライフ協会会長
(会長挨拶)

「魅力ある協会をめざして」
 -スポーツも人生も後半戦がおもしろい、皆で分かち合おうアロハの心-

アローハ! 会長の坂井でございます。

2015年度の活動の総括と2016年度の活動方針について述べさせていただきます。

まず最初に本日の総会開催の為にご協力いただきました副会長、執行役員理事を含む関係各位の方々およびボランティアの皆様に深く感謝いたします。また日頃サポートをいただいております在ホノルル日本国総領事三澤様や元ソニー(株)社長安藤国威を始めとする名誉理事の皆様、会員の皆様にも感謝を申し上げます。又本日懇親昼食会の後に会員の皆様を中心に講演「あなたはイスラムの人達のことをどこまで知っていますか?」講演をいただきます迫田健治様どうもありがとうございます。迫田様はご存知の通り当協会日本地区本部本部長であられます。

当協会は2007年9月に発足し今年(2015年)で8年目を終了し、2016年度から9年目にはいります。
当協会は「ハワイが大好き」でかつ「アロハの精神」を共有しハワイで長期滞在の会員がアクテイブなシニアライフを達成される為のサポートをする為に設立されました。

当協会の目的は3つあります。

(1)日米の会員の皆様のハワイでのアクテイブシニアライフを実現のサポートであります。

(2)ハワイにおいて日米シニアのお友だち作りと情報交換の為のサポートであります。

(3)会員同士のアロハスピリッツの共有による日米親善と世界交流の草の根活動であります。

 

【総括】

HALEは2015年現在個人会員数908名、法人会員数40社 年間イベントを300回以上行いハワイでも日本でもヒスレアという名前で皆様に大変愛される団体に育ちました。これも会員皆様のお1人お1人のサポートのお蔭であります。有り難うございました。

特に今年度は①ワイキキの真ん中に「HALEアロハデスク」を新設しました。②5つの新しいイベントをハワイで立ち上げました。③ホームページを一新しました。特に「ヒスレア広場」として会員相互のコミュニケーションが良くなるようにと努力しました。

つまり当協会の原点に向かって-ワクワクドキドキする会になる為に何が問題なのかをクリアーにしその改善に向けてスタートした1年であったと思います。

2016年度は「会員の皆様には魅力ある協会を、内部には強い体質の協会」を目指し、チャレンジしたいと思います。魅力ある協会になる為には是非会員の皆様の積極的な会の参加が必要です。

是非皆様と共に当協会が輝かしい9年目や10年目迎えられますように努力したいと思います。
がんばりましょう。

Ⅰ 2015年度活動報告

(1)  入会者数と会員数の推移

2015年9月末時点での会員数を見ますと会員総数は908名となりました。昨年と比べますと114名の減少(11.2%減)となりました。

2015年度(2014年7月~2015年6月)に限りますと退会者総数(254名)が入会者総数(159名)を95名上回りました。まだ80名の未更新会員の方がいらっしゃいます。つまり「会員総数の大幅減少」が当協会の最大の問題として共通認識されました。この会員数の大幅減少が会の収支状況に大きな影響を与えました。

会員の内訳は日本会員が699名(77%)でハワイ会員209名(23%)を大きく上回っております。又、夫婦家族会員は516名(57%)で、個人会員を392名(43%)を上回っておりますのが当協会の特色であります。又終身会員は220名(24%)を占めております。

 

(2)  活動内容

2-1 首都圏支部の発足

東京/神奈川/埼玉に加え千葉支部が新しく加わり最大規模の首都圏支部が発足しました。首都圏支部ニュース発行など順調にスタートをいたしており今後に大きく発展を期待をしております。従いまして、合計15支部となりました。(日本12支部、ハワイ3支部)

2-2 支部活動

今年は支部活動とハワイ本部の活動を加えますとトータルで300以上のイベントを行いました。
日本の各支部の活躍はもちろんホノルル支部が大活躍いたしました。
定例のラジオ体操を加え昼食会や英語でしゃべる会がスタートいたしました。

2-3 ナデシコクラブが今年も大活躍しました。

東日本大震災で被災した子供たちを「レインボー・フォー・ジャパン・キッズ」プロジェクトの基に、今年度も18人の子供達を岩手、宮城、福島からハワイに呼びました。
今年も「東北-ハワイともだちサミット」として故郷再生の為に何ができるか発表をしてもらいました。 大きな反響をよびました。

2-4 社会貢献文化活動

第5回ジャパンハワイカルチャーエキスポを開催し8000名の来客がありました。
「ホクレア号」、「再生する東北」、「東北からの手作り販売」等のテーマにハワイコンベンションセンターにて日本の文化をハワイにハワイの文化を日本に紹介しました。

2-5 広報活動

日刊サン、ライトハウス、ハワイ報知, KZOO、アロハストリート、エヘウ(日本航空ハワイ便機内誌)を通じ積極的に広報を行いました。

 

(3)  2015年度問題点

5つの問題点が発生しました。

1.          会員数の大幅減少。

2.          2年連続赤字の財務問題。

3.          イベントのマンネリ化、意識のマンネリ化。

4.          ハワイ情報のアップデート不足。

5.          日本会員/日本地区本部とハワイ本部/とのコミュニケーション不足。

 

(4)  2015年度の改善点

以上の2015年の問題点の改善として7つの改善点についてスタートさせました。現在もその改善をもっと効果よくする為に努力しております。

 (改善1) アロハデスクの新設です。 皆様がハワイにお越しになった時にもっと皆様のご意見を承ろうと思いました。それと同時に①入会手続きや更新のお手伝い②イベントの申込み受付②ハワイ滞在中の必要情報提供を行っております。
場所は、ワイキキのど真ん中ワイキキショッピングプラザ地下1階JTBトラベルプラザ内に新設いたしました。深田マコさんが皆様のお相手をいたします。又当アロハデスク新設にかかりました2万ドルにつきましては「特別アロハデスク寄付金」を皆様から頂戴いたしました。お蔭さまで2万ドルを超える寄附をいただきました。500ドル以上ご寄付いただきました方々のお名前はプレートに刻みアロハデスクに掲載させていただく予定で現在プレート作成中です。

 (改善2) 5つの新イベントが立ち上がりました。
①会長と一緒におしゃべり会②サンセットドリンクを楽しむ会③ハワイ情報セミナー④初心者の為のウクレレ教室⑤支部の方の為のお喋り会です。
又ホノルル支部も①ラジオ体操に加え②月例ランチとお喋り会③英語でおしゃべり会と「新年会」や「夏の集い」に加え新しくなりました。

 (改善3) ホームページを一新しました。
今までよりもっと魅力的にかつ会員同士の交流が出来るSNS「HALE広場」を創設しました。
①お出かけ伝言板②お誘い伝言板③質問掲示板④お喋り広場です。
もっとご利用ください。

(改善4) アンケート調査を行いました。
7年ぶりに会員の皆様が求められる事は何かと知る為に行いました。
17.5%の回収率でした。会員の皆様が求められているのは①ハワイの最新情報 ②日系の方々と多く触れ合いたい。 ③ハワイ長期滞在の為の住宅情報 ④会員のメリット ⑤友人作りの為に時間を使いたい。でありました。

(改善5) 経理/会計業務の強化―財務委員会を立ち上げスピーディかつ正確な数字が出来るようになりました。 多くの会の意思決定をより早く出来るようになりました。

(改善6) コミュニケーション強化―スカイプミーティングを開始しFACE TO FACEでミーティングが出来るようになりました。

 (改善7) ホノルル支部、首都圏支部がローカル活動を第1とし、その上にお互いがコラボをスタートしようと思っております。

  

(5)  財務状況

5-1 収支状況

2015年度は残念ながら13, 505ドルの赤字となりました。
2014年度の10,445ドルと2年連続の赤字となりました。

◆収入の部

会費収入合計(64,062ドル)は予算に対し約3万ドル(32%)2014年実績比2万2千ドル(25%)のマイナスでした。
寄付収入は(40,979ドル)となり昨年より約1万ドルのプラスになりました。これは、「アロハデスク特別寄附」があったからです。

◆支出の部                                                             *P7グラフ2参照

支出合計は(124、746ドル)となり予算を560ドル下回りました。予算になかったアロハデスク関連費用(11,619ドル)が期中に発生しておりますので、これを除外すると予算を12179ドル下回ったこととなります。

◆総括

大幅な会費収入の落ち込みにより、収入合計は111,241ドル(P7グラフ1参照)となり、費用124,746ドルをカバー出来ませんでした。その結果、13,505ドルとなりました。

 

5-2 費用内訳(124,746ドル)                                                       *P7グラフ2参照

費用の内66%を占めるのが外注費であります。   

外注費とは事務局運営費/会計士費用/ウェブサイト維持費の外部委託、会員対応窓口費/会報 編集費。  

 

(6)  現在の財務上の問題点

6-1 キャシュフローのマイナスが予測される。

会員数の大幅減少による収入減の為、HALEのキャッシュフローは来年4月~6月にマイナスに落ち入る。

6-2 会員一人当たりの支出が収入を上回っている。

会員一人当たり収入=110.80ドル
会員一人当たり支出=124.24ドル
会員一人当たり14ドル持ち出しになっております。

 

(7)  財務改善の為のアクションステップ

①  一部の外注費の50%カットと日本オフィスの費用25%カットを行う。

②  現在のキャシュフロー改善のためのマネージメント特別寄附を募る。

③  法人会員の数を増やす。

④  魅力ある協会を目指し新会員入会キャンペーンを実施する。

⑤  ①~④を実行し、改善しても目的が達成できない場合は、会費の値上げを検討する。

以上が2015年の総括であります。

問題点を明確にし、改善に向けてスタートした一年でした。

 

II 2016年度の活動方針

2016年活動方針について述べさせていただきます。

「魅力ある協会をめざして」頑張ります。

 

(1) 会員数の目標

           個人会員 1000名/法人会員 50社

 

(2) 2016年度活動基本方針

①  個人・法人会員募集を強化し収入の向上を図る。

②  更なる経費削減を図る。

③  地域社会への貢献を拡大し、ボランテイアスピリッツと活動を強化する。

④  会全体でのコミュニケーションを向上させる。

 

(3) 2016年アクションステップ

 3-1個人・法人会員募集を強化する。

◆新入会員の増加 - 会員紹介キャンペーンを行う。

◆会員の退会を減らすーアロハデスクとヒスレア広場の有効活用/新イベントの促進。

◆会員更新率を上昇させる。 - 会の必要性を訴える。

◆法人会員の増加ー法人会員のメリットを強化する。

3-2 経費費削減をはかる。

◆ハワイ本部/日本地区本部とも聖域なき経費削減を行う-外注費50%カット(ハワイ本部)日本オフィス25%カットを 実行する。

◆ボランティア活動をもっと活発にし経費削減をする。

3-3地域社会への貢献を拡大しボランティアスピリット活動を強化する。

◆ハワイ地域社会への貢献を積極的に拡大する。

◆他団体とのコラボレーションによるイベント紹介を会員に行なう。

◆RFJK(レインボーフォ-ジャパンキッズ)の促進。

3-4 会全体でのコミュニケーションを強化する。

 

最後にアロハの精神を理解し、ハワイシニアライフ協会(HALE)を「魅力ある協会」にしたいと思います。

- アロハの精神

- 人と争わない。

- 人を羨ましく思わない。

- お金に振り回されない。

- 家族・友人を大切にする。

- 出会いを大切にする。

マハロ